
ニフティには所属部署での業務のほかに、有志による社内活動が存在します。もちろん強制ではなく、それぞれが興味のある分野について、自主的に活動しています。なかには会社公認のもと予算がつき、社内業務に貢献しているケースも。業務とは別のやりがいや、自分の専門外の知見を得られることが、一つのモチベーションになっています。
その一つが、オンラインサポートチーム。オンライン会議や社内・社外イベントなど、配信関連のクオリティを向上させる目的で発足し、現在は10名ほどで活動しています。具体的な活動内容や、活動にかける思いについて、メンバーに聞きました。
自己紹介

Aさん
2019年4月に新卒入社。普段の業務内容はカスタマーサポート業務に関するアプリケーション及びシステムの開発・運用。オンラインサポートチームでの役割は、チームの運営実務・業務調整、社内における配信イベントの運営・機材サポート。趣味はゲーミングガジェット集め、eスポーツ観戦、写真撮影。

Sさん
2019年4月に新卒入社。普段の業務内容はデータセンターとオフィスのネットワーク設計・構築・運用。オンラインサポートチームでの役割は、社内・協賛イベントにおける配信イベントの運営・機材サポート・動画/写真撮影。趣味は廃道探索・環境測定。

Sさん
2021年4月 に新卒入社。普段の業務内容はコラボレーションツールおよび会計システムの運用・保守。オンラインサポートチームでの役割は、会議運営・音声編集・音声機材導入など。趣味は楽器演奏(ギター/ベース)と DTMでの楽曲制作。
オンライン会議やイベント配信の精度向上を目的に、専門チームが発足
みなさんは「オンラインサポートチーム(以下、オンサポ)」のメンバーということですが、所属部署や普段の業務はバラバラとお聞きしました。
そうですね。オンサポは会社公認の有志による活動で、さまざまな部署からメンバーが集まっています。ちなみに私は普段、社内プラットフォームチームに所属し、GWSやSlackといった外部ツールや、社内会計システムの運用などを担当しています。趣味はDTMを使った楽曲制作や、楽器の演奏です。

Aさん
私はカスタマーサポートグループ所属で、コールセンター業務にあたるスタッフさんが使うソフトウェアの開発や運用を行っています。趣味はゲームで、ゲーミングガジェット集めやeスポーツ観戦です。

Sさん
所属はAさんと同じカスタマーサポートグループで、オフィスやコールセンターなどで使うネットワークのメンテナンスをしているエンジニアです。今は主に、オフィス周りのネットワークを設計しています。趣味は廃道の探索と環境測定です。

そもそもオンサポとはいつ頃から、どんな目的で発足したのでしょうか?

Sさん
正式なキックオフは2022年の4月ですが、チームが立ち上がる前から活動自体は始まっていたと記憶しています。当時はコロナ禍がまだ収束しきっていないタイミングで、在宅でのリモート会議や、全国の拠点をオンラインでつないで全社的な報告会を行う時、あるいは社内イベントの配信の際などに、画質や音質といった面でストレスを感じることが多かったんです。
そこで、当時のプラットフォームチームのリーダーの呼びかけによって、部署を超えて課題感を持つ有志が集まり、オンラインでの環境をサポートするチームが立ち上がったというのが大まかな経緯です。現時点でのメンバーは10人ほど。入れ替わりもありますが、ここにいる3人はわりと長いほうですね。

ちなみに、みなさんはどんな思いからオンサポへの参加を決めたのでしょうか?

Sさん
周囲からも「オンライン会議の品質を上げたい」という声は聞いていましたし、個人的にマイクなどの音響関係に興味を抱いていたこともあって、そうした部分で携われたらなと思い、参加することにしました。

Aさん
そもそもチーム発足前から改善に向けて試行錯誤している人たちがいて、私はその様子を横から眺めていたのですが、正式にオンサポチームができるにあたって当時のリーダーがメンバーを募集したんです。みんなが頑張っている姿も見てきたし、個人的にも配信系に興味があったので、じゃあやってみようと。

Sさん
私はオンサポが立ち上がって少し軌道に乗ってきた頃に社内に向けた募集があって、参加を決めました。オンサポの活動自体は知っていましたし、趣味で少しカメラをやっていることもあって、業務として撮影機材を扱えるのは面白そうだなと。
趣味の範疇では触れない、本格的な機材を扱えるのが楽しい
オンサポのミッションは「オンライン配信環境の品質改善」ということですが、具体的な活動内容や、これまでの成果を教えてください。

Sさん
今は隔週で1回1時間程度の定例会議を行なっています。社員からオンサポに寄せられた、配信環境にまつわる相談や問い合わせに対してみんなで議論をして、対応策を考えたり、プロジェクト化してメンバーをアサインしたり、進行中の案件の進捗を共有したりといった感じですね。

Sさん
プロジェクトの具体的な内容としては、まず、「(品質を上げるための)機材の選定」です。映像関連はカメラ、音響関連はマイクやミキサーなど。実際に導入してみて、運用しながらどれくらい性能の向上や工数の削減につながったかを検証していきます。検証を踏まえて使い方を工夫したり、設定を変えたり、必要であれば別の機材を導入したりして、クオリティを上げていくのがメインの役割です。

Aさん
社内向けとなると、どこまでクオリティにこだわるかの線引きが難しいのですが、「音声が明瞭に聞こえる」というのは大前提として、映像もできるだけ鮮明にストレスなく届けられるようにしたいと考えています。
たとえば、社内オンラインイベントの配信中に映像や音響関連で気づいたことがあればSlackに書き込んで、イベント終了後にみんなで振り返りを行なっています。それで、次回はまた違う設定を試してみたり。社内だからこそ、ある程度の失敗は許容してもらえる前提で試行錯誤できるのは大きいですね。やっていくうちにノウハウを積み上げて、クオリティが上がってきた実感があります。

ちなみに、Sさんは音響、Sさんは撮影機材に関心があったということですが、オンサポチームでもご自身が興味のある分野を担当されているのでしょうか?

Sさん
オペレーションに関しては全員が分かっている状態にすることが前提ですが、それに加えて各自が得意な領域、関心のある分野で役割を担っているイメージですね。僕の場合は音声機材だったりしますし、Sさんはカメラをはじめとする映像周りの機材、Aさんは調整周りを担当することが多いです。

Sさん
得意といっても僕の場合は趣味で一眼レフカメラを触っていた程度なのですが、オンサポでの活動を通じて学べたことも多く、いい経験をさせてもらっていると思います。先ほども言いましたが、趣味の範疇ではなかなか触れない機材を扱えるのも、すごく楽しくて。最近ではPTZカメラという、遠隔で方向や角度を調整したり、ズームしたりできる機材を導入しました。セミナーなどを配信する際、最後列から撮影しても観客の方を映さずに登壇者にズームできるので、とても便利ですね。

従業員の方からは、オンサポチーム発足後の配信のクオリティに対して、どんな声が寄せられていますか?

Aさん
評判はいいと思います。特に、日頃から外部のエンジニアが集まるオンラインイベントに参加している人からは「うちのオンサポはレベル高いね」と言ってもらえますね。
業務外活動の範疇で、できることを模索
もともとは社内の配信の品質を上げる目的で発足したオンサポですが、今は活動も幅も広がっているのでしょうか?

Sさん
そうですね。たとえば、最近は動画制作の相談を受けるケースも出てきました。社内のとあるチームのイベント配信を我々が請け負った時に、後でアーカイブとして残す、あるいは外部に発信できるような形に編集することもあります。あとは、NIFTY Tech Dayというニフティが社外向けに行なっている技術カンファレンスがあるのですが、セッションの間に流す社員インタビューを僕らが撮影したこともありました。
ただ、配信とセットで撮影したり、動画を編集することはあっても、動画制作単体の依頼は受けていません。社内にはメディア関連の制作を請け負うチームも別にありますし、基本的にオンサポは配信のサポートがメインなので。どこまで枠を飛び越えるべきかの判断は、なかなか難しいですね。

メンバーとしては、活動の幅を広げていきたいのか、それとも役割を絞って、あくまで配信のクオリティを突き詰めていきたいのか、どちらですか?

Aさん
そこは正直、悩みどころですね。配信のクオリティでいうと、ある意味でやり尽くした部分もあります。これ以上となると、さらに高い機材を導入するかみたいな話になりますが、果たして社内向けでそこまでやる必要があるのかと。また、コストカットや効率化についても突き詰めてきましたので、たとえば当初は何かのイベントを配信する時に準備と片付けを合わせて3時間かかっていたところを、今では合計1時間で終わらせられるようになっています。

Sさん
かといって、活動の幅を広げようにもなかなか難しいですよね。たとえば、オンサポがクリエイティブチームみたいな形で、幅広く動画制作を請け負う方向性もあるとは思います。ただ、そうなるともう“仕事”の範疇になってしまう。オンサポは本業外の社内活動という位置付けなので、あまり手を広げすぎるのもどうなんだろうと。
結局のところ、我々の軸足はあくまでエンジニアなので、今は本業に支障のない範囲で次に何ができるのかを模索しているところです。
ただ、オンサポの活動自体はこれからも続けていきたいと考えていらっしゃいますか?

Sさん
そうですね。活動自体は楽しいので、僕自身は可能な限り続けたいと思っています。もちろん、年次を重ねてさらに多忙になればそうも言っていられなくなるかもしれませんが、仮に僕らが抜けたとしても“ユーザー”が困らないよう、配信にまつわる困りごとをカバーするような体制や仕組みは作っておきたいですね。

後編に続きます!
今回はニフティのオンラインサポートチームのインタビューの様子をお届けしました。続きは近日公開の後編の記事をご覧ください。



Sさん