
普段、何気なく使っているインターネットやWEBサービス。その要となるのが、通信端末や各種サーバーの間をつなぎ、情報の伝送を行うネットワークです。ニフティにも専門のネットワークチームがあり、データセンターやニフティ従業員が働くオフィスのネットワーク設計・構築・運用などを担っています。
「つながるのが当たり前」というプレッシャーのなかで、日々の業務にあたるネットワークチーム。前編では仕事のやりがいや、苦労などについてメンバーに語ってもらいました。後編ではニフティという会社の良いところ、チームに迎えたいメンバー像、さらには各々が描く今後のキャリアについて聞きました。
キャリアや部署の垣根を超えて交流できる機会が多い
みなさんが思う「ニフティの良いところ」を教えてください。
ニフティの良さはなんといっても、社員同士のコミュニケーションが活発なことだと思います。懇親会など交流の場も多いですし、社内コミュニケーションツールも積極的に活用されています。それもあって年齢やキャリア、部署の違いに関係なく仲の良さ、距離の近さを感じますね。

他部署の人と気軽につながれるのはいいですね。普段の業務では触れる機会のない、さまざまな知見を得ることができそうです。

Sさん
そうですね。知見をシェアする社内の勉強会なども定期的にあって、Slack内の勉強会を盛り上げるチャンネルがしっかり機能しています。誰かが投稿したメッセージに対するレスポンスも非常に多くて、みんながコミュニケーションを大事にしているというか、スルーしないのもニフティの特徴なのかなと思います。
それから、労働環境でいうと休日は多いですね。有給休暇も取りやすいですし、ワークライフバランスという点でも満足度の高い環境だと感じます。

Tさん
制度や待遇の面でいうと、フレックス勤務が認められていて勤務時間の自由度が高い点や、小学生以下の子供がいる場合は週3でリモートワークができる点、有給とは別に育児関連で取得できる休暇がある点など、かなり柔軟な働き方ができる制度が揃っています。
私自身はフレックス勤務をよく利用していますね。コアタイムが11時から14時までと定められていて、その時間さえ含めればいつ出社してもOKというルールです。前日の夜が遅かった時は翌朝の出社時間を11時にずらすなど、その時々の状況に合わせて調整することで、良いコンディションで働けていると思います。
制度以外の良さでいうと、何が浮かびますか?

Tさん
Sさんも話してくれましたが、やはり社員同士の仲の良さは感じますね。私は中途入社なのですが、Slack上に中途入社組が集まるチャンネルもあって、みんなでご飯を食べに行くきっかけになっています。あとは社内部活もたくさんあって、同じ趣味を共有できます。私が所属するサバゲー部でも、色んな部署の人たちと週末にサバゲーをしています。他にも、2か月に1度くらい、オフィス内のセミナールームで自由に集まりお酒を飲む交流の場もあったりして、つながる機会はかなり充実していると思います。Sさんは毎回のように参加していますよね。

Sさん
そうですね。他部署の人たちと気軽に話せる機会で、思いがけない知見や発見を得られることも多いので。
Mさんはいかがでしょうか? ニフティの良さというと何が思い浮かびますか?

Mさん
二人がほぼ言ってくれましたが、あえて被せると柔軟に働ける環境という点ですかね。フレックスや休みの取りやすさも、業務調整をやったうえではありますが、申請してNGが出たことは一度もありません。そこは基本的に融通が利く会社だと思います。
それ以外で個人的に良いと思うのは、さまざまな技術についてキャッチアップしやすい環境であること。技術に対する感度が高く、それを周囲にシェアしてくれる人が多いんです。たとえば、Slack上に色んな分野の最新情報を書いてくれる人がいるので、それを追っていくだけで自分が普段カバーしている領域以外についても知ることができます。とてもありがたいですし、自分も情報を得たら積極的にシェアしようという気持ちになりますね。

ネットワークの知識をベースに、色んな技術を吸収できる人が理想
チームに新しいメンバーを加えるとしたら、どんな人に来て欲しいですか? Mさんはリーダーの立場から、望む人物像や歓迎するスキルを教えてください。

Mさん
ネットワーク関連の技術っていわゆる「枯れた」ものが多いイメージもあると思いますが、そのなかでも新しい技術はどんどん出てきていますし、自動化などによって運用面でも進化し続けています。そうした新しい技術に目を向けて、積極的に取り入れようとする好奇心を持った人が来てくれるといいなと思いますね。
性格的なところでいうと、この仕事はトラブル対応が一つの重要な役割になるので、イレギュラーな事象に対してパニックにならず、平静に構えていられること。心の中では動揺してもいいんですけど、そこで立ち止まらずに動き続けられる人がチームにいると非常に頼もしいです。
では、Tさん、Sさんはいかがでしょうか?

Tさん
今のMさんの話と少し被りますが、ネットワークに関する最低限の知識を持ったうえで、自動化のような新しいことに取り組んでもらえる人が来てくれると嬉しいです。現時点でそうしたスキルを備えていなくても、新しいことに関心があり、常にキャッチアップしていく意欲を持った人であれば、ニフティは成長できる環境だと思うので。


Sさん
もちろんネットワークに関する知見やスキルを持っている人はすぐに活躍できると思いますが、それ以外にも何か得意なことがあると、なお良いのかなと思います。僕らが普段業務で取り扱わないような技術に長けている人が来てくれると、メンバーの視野も広がりますし、新しい刺激を得られるのかなという気がしますね。
たとえば、今は全社的にクラウド環境への移行が進んでいるのですが、ネットワークチームには現時点でクラウドに特化した知識を持ったメンバーはいません。一人でもクラウドに明るい人がいてくれたら、ネットワークチームでも移行がスムーズに進むのかなと思います。自分でもそこを補うために、勉強を始めようと考えているところです。
ネットワークのスペシャリストとして、さらに技術を磨いていきたい
みなさんの今後のキャリアの展望や、挑戦してみたいことを教えてください。

Tさん
先ほどSさんが、「ネットワークに関する知識がベースにありつつ、プラスαの強みがあると良い」と言っていましたが、それは私も同感で。私の場合、直近でAWSの案件に携わっていたこともあって、AWS周りにもっと強くなりたいと思っています。そうやって得意なことを増やして、ネットワークエンジニアとしての幅をどんどん広げていきたいですね。そのうえで、色んなことに挑戦でき、学ぶ機会も多いニフティの環境はかなりの後押しになると思います。

Sさん
私はネットワーク機器を触り始めて2年ほど経ちますが、まだまだ知らないことがたくさんあると思っています。機器に関しても設定に関してもさらに吸収していきたいですし、これまで会社で取り扱ってきた機器だけでなく、他のベンダーさんの機器も触ってみたいという思いがありますね。
キャリアに関しては正直、そこまで明確なものはまだありません。ただ、今の業務内容は自分に合っていると思うので、当面はそのレベルを上げていくことに集中したいです。

Mさん
私もキャリアというより、「やりたいこと」になってしまうのですが、機械って壊れることもありますし、トラブルはどうしても生じてしまうものです。大事なのはトラブルが起きた時に、ネットワーク側で自律的に立て直していける仕組みを作ること。そのためには、ネットワークの知識だけでなく、設計や構築といった開発のスキルも必要です。今後はそうした設計力を磨いて、強固なインフラを構築できるエンジニアになりたいと考えています。

そうしたスキルを学ぶ環境も、ニフティにはあるのでしょうか?

Mさん
そうですね。社内にも知見を持った人はいますし、社外のエンジニアのネットワークで公開している情報を拾ったり、勉強会に参加したりといったことも奨励されているので、学びやすい環境ではあると思います。毎週のチーム会でも、「こういう勉強会やイベントがあります」という情報は共有されますし、業務の調整さえできれば勤務時間の範囲で参加することも可能ですので。こうした環境をうまく利用して、ネットワークのスペシャリストとしての力を磨いていきたいと思っています。
前編もご覧ください!
今回はニフティのネットワークチームのインタビュー(後編)の様子をお届けしました。前編の記事はこちらをご覧ください。
【インタビュー】「つながるのが当たり前」。だからこそ普段はなるべく目立たない存在でありたい【ニフティ ネットワークチーム前編】



Sさん