Interview

【インタビュー】ニフティのISPオペレーションチームの過去と未来について【ISP後編】

前回の記事では、ニフティのISPオペレーションチームで働く社員に、業務内容やチーム環境についてインタビューを行いました。 今回はインタビューの後編をお届けします。前編はこちらの記事をご覧ください。
【インタビュー】ニフティのISPオペレーションチームチームの過去から未来について【ISP前編】

過去行った業務内容について

H.Fさん、K.Hさんはニフティに長く勤めていますが、過去にはどういった業務を行ってきましたか

K.Hさん

勤続年数が30年を超えたので、様々なことを経験しました。
入社当初はパソコン通信アプリの開発をしていました。お客さんの回線からきた通信に応答を返すプログラムを作っていました。当時はコンピュータを何十台も繋いで通信するような例が無い中でそれを実現するネットワークベースの通信ソフトの開発・運用をやっていましたね。
その後もNIFTY Managerという新規ソフトの立ち上げにも携わりました。いままでは1つのファイルしかリアルタイム通信できませんでしたが、バックグラウンドで複数のファイル送受信を可能にしたりなど、やりがいのあるものでした。他にも、当時の弊社のサービスはリアルタイムのチャット機能がなかったので、Javaアプレットを用いてチャットを行うようなツールを作ったりもしました。
技術の黎明に携わらせてもらうことが多かったように思います。誰もやったことがないことをスケジュール管理しながら取り組んだ経験が今の業務にも生かせているなと感じていますね。

H.Fさん

私が一番印象に残っているのは社内インターネットのデータセンターの立ち上げですね。 社内から外部インターネットの接続方法の検証なども行っていましたが、仮想化基盤の作成が一番大きい仕事でした。一つのマシン上に複数のサーバーを立てられるように、ローカル仮想マシンソフトウェアをデータセンターのマシンに導入しました。どうすれば動くかといった技術的課題について、当時のネットワークチームとも協力して解決に導きました。
一方で苦労した点としては、社内で動いていた沢山のサーバーを全てデータセンターに移行させるので、考慮すべきことや調整すべきことが複数あったことです。
社内の多種多様なマシンを移行するので、適切なスペックを計算したり、コストの見積もりをしたり、ネットワークの回線速度やキャパシティの観点を把握するのが大変でした。加えて、サーバーは複数部署で使われていたので、移行にあたり各所での調整が必要だったりスケジュールの調整などで頭を悩ませました。
これらを乗り越えて培った技術のお陰で、いまの回線状況の把握やスピードテストといった業務に繋がっています。

ニフティの「ISPオペレーションチーム」ができるまで

ISPチームはどのような経緯で出来上がったのでしょうか?

H.Fさん

実は、自分やK.Hさんの入社当初のニフティにはまだ「ISPのチーム」といったものはありませんでした。

M.Kさん

そうだったんですか。

H.Fさん

以前のネットワーク運用はグループ会社が担当していたので、今とは異なる状況でしたね。ニフティの会社構造が変わるにつれてISPオペレーションチームが出来上がりました。そのため、社内にノウハウがない中で何をすればいいのか、お客様に快適に使用していただくためにはどうしたらよいのだろうかを日々考えながら一歩一歩手探りで進めてきて今のチームがあります。

K.Hさん

ニフティが今のニフティであるのは、いままでサービスが続けられているのは、サービスの利用者は勿論、社員達が培っていた技術や経験のお陰と思っております。

現在のチームの課題とは

現在のチームの課題はどういったものがありますか、それに対してどうやって取り組んでいますか

M.Kさん

先ほどのお話にもありましたが、ISPチームではDNSサーバーと認証サーバーの管理を行っています。しかし、アーキテクチャや設計思想が昔から引き継がれてきた状態のままになっております。

そのため、運用コストや利用料などの多くの面で最適化の余地が見られており、より柔軟で効率的な運用を目指すためにクラウド基盤への移行を検討しています。

具体的な移行計画を立てるために、現在は既存サーバーの詳細な仕様調査を進めています。

今後の展望

今後の展望を聞かせてください。

K.Hさん

お客様サービスの品質を最重要視しつつ、新たに出てくる技術を用いてお客様に魅力あるISPサービスを引き続き提供していきたいと考えています。

M.Kさん

ログの取得作業や分析データの前処理の自動化といった効率化を進めていますが、まだまだ手作業だったりモダンな技術に載せ替えられていない部分があります。その他データ処理の自動化だけでなく、運用をより手軽にしていくために、サーバー上で行っているバッチの実行を順次サーバーレスにしていくなど、引き続き改善を行っていきたいです。

H.Fさん

チームとして成果を出すためには、皆が成長することが必須です。ISPチームはそのような土壌を作ってきましたので、皆で考え、あるべき姿を描き、それに向けて一丸となってチャレンジしていきたいと考えています。

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