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AWS JumpStart 2023 for NewGradsに参加しました!

こんにちは、新卒1年目の江口と西根です!
新人研修の一環としてニフティ2023年度新卒入社の10名がAWS JumpStart 2023 for NewGradsに参加しました!

AWS JumpStart 2023 for NewGrads 設計編とは?

23卒の新卒1年目エンジニアを対象とした、AWS活用をリードする人材になるための入り口として提供されている実践的なAWS研修プログラムです。
AWSサービスについての学習のみならず、要件に沿った適切なアーキテクチャの検討・設計をする経験ができる内容になっています。

プログラムの到達目標

  • 一般的なリファレンスアーキテクチャを理解できる
  • AWSのコアサービスの概要や選定基準を理解できる
  • AWSのアーキテクチャ図を作成する流れを知る

参加するまでにやること

  • AWS JumpStart事前学習コンテンツ
    AWSに関する知識を少し身に着けておくために、以下の事前学習動画が用意されていました。
    1. はじめてのアーキテクティング(60分)
    2. AWS Solution Architect Associate資格勉強会(講義パート)(180分)
📝 ニフティでは内製の研修として先輩エンジニアが講義を行うエンジニア定例という制度があります。AWS JumpStart参加前にエンジニア定例でAWSの基礎について学んでおり、クラウドやAWSについて触れたことがあるという状態で参加しました。

内容

  • 講義
    事前学習動画の内容を、より初学者向けにかみ砕いた内容にして講義形式で学ぶ
  • ハンズオン
    実際にAWSサービスを使用して、アーキテクチャとリソースの構築方法について学ぶ
  • アーキテクチャ検討
    1. まずは課題に対して個人ワークとしてアーキテクチャを検討する
    2. その後チームで最適なアーキテクチャを再度検討する
    3. 要件が増えたらそれに対応するように、それぞれの要件にあったアーキテクチャを検討する

開催方法

  • オンライン
    ニフティは新入社員で同じ会議室で参加しましたが、他社だと在宅の方、執務室らしき場所で参加している方など様々でした!
    お菓子、飲み物の持ち込み自由とのことだったので、会議室にスターバックスのコーヒーのポットサービスを用意しました☕

参加人数

  • ニフティからは10名
    5人1チーム×2
  • 全体では400名以上
    SIer、Web、ゲームなど様々な業種からの参加

使用したツール

  • Slack
    アナウンスや質問、成果物の共有など
  • Zoom
    講義やブレイクアウトルームでのチーム別作業
  • Miro
    アーキテクチャ図の作成
  • AWSアカウント
    ハンズオン

スケジュール

  • 5/31(水) ~ 6/2(金)の3日間
※6/3(day3)とありますが、正しくは6/2(day3)になります。

活動内容

1日目

1日目は、事前学習で学んできたことの振り返りをしつつ、ハンズオンを進めていくという流れで、Amazon ECS, AWS Fargate, Amazon RDSなどのサービスを使って、ToDoアプリを作るという内容でした。
スケーラブルハンズオンということで、システムに問題が発生した際の挙動の再現を行いました。Amazon ECSでは、2つ稼働しているタスクのうち1つを停止させ、自動で復旧していく様子を確認しました。そしてAmazon RDSでは、用意した2つのDBインスタンスのうちライターインスタンスに対してフェイルオーバーを行い、ライターとリーダーが自動で入れ替わる様子を確認しました。
これらのハンズオンを通じて、Design for Failureの考えに基づく可用性の高いシステムの魅力を体感することが出来たと思います。

2日目

2日目はAmazon EC2を使った簡単なハンズオンと、今回のイベントの目玉であるアーキテクティング課題に取り組みました。詳細について詳しくは説明できませんが、とあるサービスの可用性やスケーラビリティなどの観点を意識したアーキテクチャ設計を行うという課題で、私たちの班はこのような設計を考えました。
AWSに関することを調べていると必ず出てくるアーキテクチャ図ですが、実際に自分たちで作るとなるとかなり難しかったです。どこまでをパブリックサブネット配下にしたらいいだろうか、ロードバランサーはどこに置くのが正解か、といったような会話をしながら、手探りで形にしていきました。他班が作っているアーキテクチャ図の共有もあり、その設計が何を大事にしようとしているのかというのを、少しずつ読み取れるようになっていきました。

3日目

3日目はAWS Lambdaを使ったサーバーレスなサービスのハンズオンと、アーキテクティング課題の追加課題に取り組みました。
午前のハンズオンでは、AWS LambdaのトリガーをAmazon API Gatewayに設定しAmazon Translateを使って受け取った内容を翻訳させ、その内容をAmazon DynamoDBに流す、というようなサービスを作っていきました。
午後のアーキテクティング課題では、昨日作成したものにいくつかの機能追加を行っていきました。これらの機能に関しても詳細には語れませんが、私たちの班は最終的にこのような構成になりました。
AWS CodePipelineの流れや、Amazon ECSとAmazon ECRの繋がりなどを理解するのに苦労しました。同じサービスでも様々な形のアーキテクチャがあり、自分たちがやろうとしていることを実現させるにはどの構成が最適だろうかといった議論が白熱していました。

感想・学び

江口

ハンズオンやアーキテクティング課題を通じて、AWSのサービスに対する理解が深まっただけでなく、ユースケースに応じた最適な構成を作るためにはどのようなことを考慮するべきなのかといったような、実際の業務に活かせる視点を伸ばすことが出来たと思います。
また設計を進めていく中で様々なサービスが登場し、それらを理解するための情報を調べていく中で、それ以外の技術的なことにも触れることが出来ました。色々な分野の知識をつまんで、それをグループで話し合って噛み砕いていくといったようなことが出来て、非常に良い学びになりました。

西根

このプログラムに参加するまでは、AWSはニフティ内の研修で少し触ったことがあるだけで、アーキテクチャ図を見ても何が何だかわからない…という状態でした。3日間のプログラムを終えて、実際に自分でアーキテクチャを検討したり、他の人が書いたアーキテクチャ図を理解することができるようになりました。実際の業務でもアーキテクチャを検討したり、既存のサービスのアーキテクチャを理解するのに非常に役立ちました。
3日間という短い時間でしたが、難しくて怖いものだったAWSが、便利でおもしろいものに変わりました。ニフティには、社員が学習目的で利用できるAWSアカウントを提供する制度があり、個人のスキルアップに活用できるようになっています。こういった制度も利用しつつ、さらにAWSのサービスへの理解や活用を進めていければと思います!

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