はじめに
宮永です。2025年1月のJANOG55 meeting(以下JANOG55)に参加してきました。前回のJANOG54に引き続き、2回目の参加です。
感想などを書いていきます。
JANOG Meetingとは
JANOGとはJApan Network Operators’ Groupを意味し、
https://www.janog.gr.jp/information/ より引用
インターネットに於ける技術的事項、および、それにまつわるオペレーションに関する事項を議論、検討、紹介することにより
日本のインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループです。
年に2回meetingが開かれ、日本全国から様々なバックグラウンドを持つ人が集まります。インターネットに関する技術やノウハウについての発表や議論が行われます。
JANOGは「カンファレンス」ではなく「ミーティング」と呼ぶことを大切にしているようです。ただ発表を聞く会ではなく、関係者と積極的なコミュニケーションを取る場として全国から大勢のインターネット技術者たちが集まります。
どうして参加したのか?
私は社内の「ISPオペレーションサブチーム」に所属しており、日々ニフティのお客様が快適にインターネットを使えるようにするための業務を担当しています。現在の業務にぴったりのコミュニティであると思い、参加しました。
参加にあたっての社内説得方法
私「前回のJANOG楽しかった。参加したいです」
上司「いいですよ」
これだけです。いやぁ、ニフティって本当にいい会社ですねぇ(ダイレクトマーケティング)(ここで採用ページのリンクを貼る)https://recruit.nifty.co.jp/
JANOG55現地
業務の都合上、全3日間のうち2日目夕方から参加しました。
JANOG55は京都府にある「京都市勧業館みやこめっせ」で開催されました。平安神宮のすぐ横にあります。立派な鳥居がありました。
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建物内はおしゃれな装飾がされているところもあります。京都はどこに行っても京都らしさが見えて良いですね。
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参加者はスーツの人2割、襟付きシャツ&カーディガンくらいの格好が4割、企業ロゴの入ったパーカー等を着ている人が2割、その他2割といった感じです。普段働くときに着ている服で来ているようで、企業の色もみえてきます。
参加者の所属企業も様々で、私のようなISP事業者だけではなくネットワーク機器メーカー、コンテンツ事業者などなど、様々な人が集まっています。また、インターネット関連企業でも技術者だけでなく、営業といった非技術者が勉強のために参加する方も多いようです。
プログラム
大きな会場3か所で様々な発表が行われます。どれも楽しそうな発表ばかりです。興味のある発表が二部屋同時に行われることもあり、どこに行くか迷います。
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発表部屋はかなり広いです。奥まで探すと大体空席があるので、座席不足で困る感じではありませんでした。ただし、後ろの方に座るとスライドが見えず結構困るため、どうしても参加したい発表の際は早めに座席を確保したほうが良さそうです。
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また、ストリーミングとアーカイブ配信のある発表もある中で、オフレコ(撮影/録画/SNS投稿禁止)のプログラムもあります。同じ問題を抱える技術者同士で、大きな声では言えないけど困っている事やノウハウなどを共有・議論する場となっています。コミュニケーションを大切とするJANOGならではの仕組みですね。
JANOG Slack
オンライン・現地参加問わず参加できるSlackがあります。発表会場ごとのチャンネルがあり、実況や質問・感想が飛び交っています。現地でマイク使って質問するよりハードルは低いかもしれまん。
より多くの意見を知ることもできるので、参加する際はSlackもチェックしたほうが良いと感じました。会場Wi-Fiはかなり整備されているので、インターネット接続も問題ありません。
会場NW不調について参加者が運営へslackで問い合わせしている様子も見れます。参加者がネットワークのプロなので、質問の仕方が相当専門的でおもしろかったです。
また、発表や会場についてのアナウンスだけではなく、現地のネットワーク情報現地の美味しいご飯の情報といった雑談も飛び交っています。slackで話題になっていたラーメン屋に行ってきました。とてもおいしかったです。
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協賛ブース
JANOGは他のカンファレンスよりも協賛ブースが充実しているのではないでしょうか。今回は158企業が協賛ブースを出していたそうです。
私のようなISP事業者だけではなく、インターネット関連企業・ネットワーク機器メーカー・コンテンツ事業者・サーバ関連企業などなど、様々な企業が展示を行っています。
協賛ブースでは普段の業務でお世話になっている方と何名かお会いすることができました。いつもはメールでしか接点が無い方と色々な会話をする機会になりました。(お声かけくださった皆様、ありがとうございました!)
展示を行っている多くの企業が特色ある展示・グッズ配布を行っており、どこを見ていいのか迷ってしまいます。プログラム発表だけではなく、しっかり協賛ブースを見る時間も確保したほうが良いです。
この広い会場がすべて協賛ブースです。
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懇親会
2日目終了後、懇親会が近くのホテル会場で開催されました。
私は運よくチケットを購入できましたが、受付開始後すぐに売り切れになるほど大人気です。毎年早々に売り切れるそうなので、参加したい方は発売開始当日に粘る必要があります。
参加者は1000人を超えるそうです。相当大きな部屋にもかかわらず、まっすぐ歩けないほど人が沢山います。
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会場には美味しそうな食事やお酒が沢山おいてあります。好きなだけ飲み食いしてよいスタイルです。学生の方も多く参加するので、ノンアルコールのお茶やジュースもありました。飲まない人も安心です。
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知り合いのいない状態で参加し不安でしたが、名札の会社名を見て多くの方が話しかけてくださいました。話してみると意外なつながりのある人も多く、大変有意義な時間でした。(お声かけくださった皆様、ありがとうございました!)
反省点
- もっともっと積極的にコミュニケーションをとればよかった
前回の反省を生かし、会場の名前を知っている人何名かに話しかけてみました。一度お話してみたい人と話せたり、業務上の疑問が解消できたりと、非常に有意義な時間となりました。
しかし、会場にはまだまだ同じような業務をしている人がいるはずです。今後のエンジニア人生のためにも、より多くのコミュニティに触れたいなと思いました。
- 大き目のカバンを持参するべきだった
協賛ブースでは多くの企業がたくさんグッズを配っています。どれも面白く、たくさん受け取ってしまうと持ち帰りが大変でした。
- 社名のわかる服装をすると話すきっかけになりそう
ありがたいことに、 JANOGでお話した方はほぼ全員ニフティを知ってくださっていました。せっかく知名度のある会社に勤めているので、社名のわかるパーカー等を着たらより話しかけるきっかけが生まれたかな?と思いました。
- 着脱しやすい上着にするべきだった
会場は部屋や時間によって寒暖差が大きかったです。かさばる上着を何度も脱ぎ着する必要があり、後悔しました。夏のJANOGでも同じような後悔をしたので、季節問わず気を付けたほうが良さそうです。
まとめ
インターネット技術者とのコミュニケーションや発表により、様々な知見を得たり、新たなコミュニティを知ることができたり、普段の仕事中ではなかなかできない経験ができました。
次回は2025年7月に島根県で開催されるそうです。みなさんもぜひ参加してみてください!