今回は、当日の様子を紹介します。
Day1 ハッカソン
テーマは「今話題のリモートワークに役立つプロダクトを作ろう」。社員同士で結成したチームが事前にアイデアソンを行い、そのアイデアをもとに集中開発を行いました。 「3日ほしい!!」という悲鳴も聞こえる中、全てのチームがデプロイまで完了し、発表資料までもきれいに作り上げていました。 ちなみにほとんどのチームがAWSを利用しました。必要な環境をサクッと構築できてしまうのでやはり便利ですね…! LINEBotで自炊画像のuploaderを作ったチームも。発表中に利用する人続出! 優勝チームは「Beer-Lab」!
電話の音声をSlackにテキストとして残す「noPhone」というアプリを作りました。
構成がガチです。なんとこのチーム、全員入社2年目なんです。凄い… 開発している時からみんなイキイキとしていて、終わった後はどのチームも達成感に満たされた表情を浮かべていました。また絶対やりたいですね!
Day2 セミナー
Day1のハッカソンの興奮そのままにDay2へ突入!幕間では、プライベートでDJとして音楽イベントに参加している上原さんによるハウスミックスを流しました。
音楽があるとイベント感が増しますね。 それぞれのセッションの概要をご紹介します。
どのセッションもSlack実況は大盛り上がりで、質問もたくさん寄せられました。
テックカンパニーとしてのニフティ
ニフティ株式会社 取締役 前島 一就
テックカンパニーとはニフティのことである。35周年を迎えようとしている当社の事業を支えてきたものは何か、そしてこれからどうしていきたいか。
今回のTechDay開催への想いを語ります。
スクラムで現場の課題を解決しよう
会員システムグループ 西野 香織
スクラムは、開発にかぎった仕事のやり方ではありません。企画・営業・コーポレート系などさまざまな職種で導入することができる、仕事のフレームワークです。 今回は、企画職を中心に事前ヒアリングさせていただいた内容を踏まえつつ、自分がスクラムをやってきた経験をまじえて、プロダクトの課題解決のためにどうアジャイル・スクラムを適用させていくといいかという話をしました。@nifty MAX光の大規模スクラム(LeSS)実施について
基幹システムグループ 北浦 望
今回、新高速サービスの@nifty MAX光のシステム開発でLeSSを採用しました。LeSSは大規模スクラムのフレームワークです。スクラムのメリットを活かしたままスクラム開発をスケールできます。 このセッションでは@nifty MAX光開発でLeSSを採用した経緯から、LeSSを実施してみて明らかになったメリット、さらなるLeSS拡大に向けて解決すべき課題と解決案を共有しました。 スクラム開発に関わった経験があり、今後スクラムをスケールさせたい方や、LeSSの導入事例に興味がある方に役立てる話になっていたら幸いです。クラウド開発を語る会
会員システムグループ 小松 勇貴、川上 倫人
基幹システムグループ 芦川 亮、小松 初、田中 星佳
クラウドを利用した開発が始まって10年、少しずつ移り変わり現在ではオンプレを利用した新規開発はほぼ無い状況だが、開発、運用の現場はどのように変化したか?また、これから先の未来はどのように変化していくのか? クラウドネイティブ世代とオンプレ世代の両サイドから語る会になりました。
Notionすごいぜ!
会員システムグループ 松阪 僚子
巷で話題のNotion。ニフティ社内でもNotion移行が進んでいます。チームの今後の工数を考えるとドキュメント整備は今、自分がやらないと!そんな使命感に駆られて先行してNotion移行を進めていくうち、Notionはチームが抱える課題を解決できるポテンシャルがあることに気付きました。 本セッションではNotion歴3ヶ月で感じたNotionすごいぜ!なポイントと、その活用事例について紹介しました。
チョットワカルクリーンアーキテクチャ
会員システムグループ 山田 良介
マイ ニフティでは将来の維持・発展におけるレガシー化を防ぐため、設計手法としてクリーンアーキテクチャを導入しています。 本セッションではマイ ニフティにおいてテックリードとしてアーキテクチャの導入・監督を行った経験から、「クリーンアーキテクチャチョットワカル」ような勘所をご紹介します。新しくシステムを組む方、設計経験がなく方針が立たない方に役立つ基礎となる考え方をお伝えしました。
SRE文化を浸透させようと推進活動をしてきた話
会員システムグループ 浅見 則彦
SRE(Site Reliability Engineering: サイト信頼性エンジニアリング) は、日本でも採用する企業が増えており、注目度が高くなっています。ニフティでもSRE文化を浸透させるにあたり、推進活動を行ってきました。 活動を始めた背景や、実施して良かった点、苦労した点、今後の展望についてなど共有しました。最初の一歩として始められるSREのテクニックも紹介しました。 ※浅見は5/14、5/15に開催されたSRE NEXTでも登壇しました。詳しくはSRE NEXT 2022にGOLDスポンサーとして協賛&登壇します!を参照ください。
働き方を語る会 (リモート・育成・キャリア)
事業開発グループ 井田 幸治
会員システムグループ 伊達 乾
事業推進グループ 梅林 正史
基幹システムグループ 島田 大徳、西原 俊輔
ニフティでは2021年10月よりリアル出社、在宅勤務両方を可能とする「ハイブリッドな働き方」が導入されました。これまでとは異なる環境の中での仕事のやり方、新しく出てきた課題点や課題に対する解決手段を共有し、今後の組織、個人がどういう風に成長していけるか、在宅勤務メインの方から、リアル出社メインの方から、管理職から、一般社員から、今のニフティでの「働き方」に対して、様々な角度・視点での話し合いを繰り広げました。
リモートワークを快適に・安全に
インフラシステムグループ 田中 仁、石井 康孝、松居 俊孝、挾間 晃彦
2022年4月より、新たな社内ネットワーク基盤として、ゼロトラストネットワークソリューションである”Zscaler”を導入します。Zscalerを導入することで、よりセキュアでストレスフリーなネットワーク環境が得られるようになります。 このセッションでは、Zscalerとはどのようなものであるか、Zscalerを導入することでどのようなメリットが得られるのかを紹介します。また、将来のゼロトラストの構想について登壇者たちが語りました。Lightning talk
GitHubの活用とカンバン管理 – 会員システムグループ 村松 啓寛
アクセシビリティについて – 会員システムグループ 関 歩武
ECS+Fargateを快適に運用したい! – 基幹システムグループ 島田 大徳
一人ひとりにおすすめ物件をプッシュ通知したい!
ニフティライフスタイル 長谷川 敬
ニフティ不動産の賃貸物件検索アプリでは、昨年よりおすすめ物件のプッシュ通知の配信を開始しました。一人ひとり異なる物件を通知するため、宛先ごとに文言を設定して通知を配信するための基盤についても新たに構築しました。
Treasure DataとFargateを活用しながらサーバーレスで構築したシステム事例として、この配信基盤についてご紹介しました。
自然言語処理を支える技術(令和最新版)
会員システムグループ 中村 伊吹
コンピュータが人間の言葉を扱うための自然言語処理の世界を、N1!の機械学習エンジニアが紹介しました。 最近ではAIが小説の続きを書いたり、コードを人間に代わって記述したり、LINEやチャットで流暢な言葉を返したりと、自然言語処理を活用したアプリケーションが次々と開発されています。本セッションではその裏側の自然言語処理技術について解説し、実際にニフティニュースにおいて研究している事例やデモを紹介しました。
イベントを終えて
ハッカソン、セミナーを通して「いまのニフティ」を存分に体感できた2日間でした。 収集中のアンケートにも継続開催を期待する声が多数寄せられ、運営としては「やってよかった…」と感無量の想いです。 今回は社内に閉じたイベントでしたが、次回以降は配信等を行って、社外のエンジニアにニフティの魅力を伝えたい!と意気込んでいます。次回レポートは…
下記セッションについての詳しいレポートを掲載します!- @nifty MAX光の大規模スクラム(LeSS)実施について
- クラウド開発を語る会