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基幹システムグループ サービスインフラチームの紹介です

はじめまして、ニフティ株式会社でシニアエンジニアしています芦川です。
私がリーダーをしている基幹システムグループ サービスインフラチームの紹介をしていきます。

と、その前に私自身のご紹介をします。私は、入社当初、エンジニア志望ではありませんでしたが、 サービス作るには技術知らないとな、と思ってエンジニア職希望したら、技術の学習やツールやシステムを開発したり問題解決すること自体が楽しくなっちゃいまして、早19年エンジニアをしております。今後も何度か記事投稿いたしますのでよろしくお願いします。

下の図はニフティ株式会社のエンジニア組織を表していますが、私のチームは大きく3つあるうちの基幹システムグループに所属しております。

基幹システムグループでは、主にISP接続サービスの申込システムや会員管理、また課金・請求処理などを行っております。

チームのシステムと魅力

その中でサービスインフラチームでは、いろいろなシステムを扱っていますが、主に3つのカテゴリーに分けることができます。

ID管理系

全社共通で使うシステムです。お客様が初めて@niftyをご利用になる際の無料ID会員登録システム、いろいろなサービスをご利用になる際のログインシステム、また@niftyの全会員情報を保持するデータベースを管理しています。

決済・物流系

こちらも全社共通で使うシステムです。例えば、有料の占いや、オンラインゲームのためのコイン購入、企業向けの情報提供サービスをお客様が購入するためのデジタルコンテンツ販売・決済システムです。また、例えばNifMoをお申し込みされたお客様に端末を届けるための物流系システムも管理しています。

特定のサービス申し込み系

NifMoや@nifty v6サービスなど、いくつかのサービスについても管理しています。

全社共通系のものが多く、どちらかというとバックエンドよりのシステムが多いですが、フロントエンドも含め、日々、開発・運用をしています。技術スタックでいうと、最近の開発ではクラウドはAWS、開発言語はPythonメインで行っておりますが、弊社のいいところとして特定の技術に縛られず常に新しいものを入れていこうとしていますので数年後はきっと変わっているでしょう。

このチームの仕事の魅力としては、いろいろありますが、1点あげますと、@niftyの中でも1番のコアシステム(ID管理系)に触れられるということでしょうか?

まず可用性を強く求められ、メンバーはシステム安定化のために日々邁進しています。しかし、そのような環境において、システムのパフォーマンス最大化を熟考し、ある種実験もしながら実践もしていき、プロダクション環境に適用して効果を可視化・計測することができるのは、スキル成長を促せる際立った環境にいるとも思います。周囲からのプレッシャーはありますが、エンジニアとしてのマインド・経験を積むことができる幸せな環境にあると思います。

チームの人と文化

ここからは、どんな人がチームにいる?どんな文化がチームにはあるの?というお話をメインにしていきたいと思います。

現在、チーム人数は15人いまして2つのサブチームに分かれています。それぞれのサブチームでバラエティに富んだ人材がいますが、先のID管理系のシステムで言えば、、、、

Aさん

入社16年目。ID管理系の中でもデータベースに近い顧客基盤システム担当。人の面倒見がすごくよい。マネジメント志向だが、(エンジニア的な意味で)手も早い。サブチームリーダー。組合委員長でもある。

Bさん

入社6年目。ID管理系の中でもお客様に近い無料ID会員登録システム、ログインシステム担当。認定スクラムマスター。(エンジニア的な意味で)手も早く、また、会議の仕方、いいドキュメントの書き方などソフトスキル面にも優れている。サブチームリーダー。サブチーム内でのスクラムマスター。

Cさん

入社5年目 顧客基盤システム。開発担当 。チーム内でテックリーダー的な存在で技術選定などを行う。韓国出身。(エンジニア的な意味で)手が最も早い。プライベートで学習したことを会社へどんどんフィードバックしてくれている。

共通で言えることとして、自分で技術的なことをどんどん調べていって手を動かして作るのが大好きだ、というメンバーが活躍できているように思います。

次にどんなチーム文化なの?という話になります。例として、メンバー全員参加のチーム会のアジェンダをあげてみます。

1.(10分)リーダー(私)からの共有事項やお願い
2.(10分)全社共通ドキュメント(会社の方針や他部署の施策など)についてメンバー全員で深掘りタイム
3.(5分✕チームメンバー数)個人ごとに5分で発表。
4.(5分)チーム会に参加して良かったこと・良くなかったこと含め感想を言い合う

1に関しては事務連絡なのでリーダーからの一方的な説明時間になってしまっていますが、あとはメンバーが話す時間になっていることが特徴的かもしれません。

2に関してはその場で資料を読み上げることはせず、事前に黙読し、意見を言うだけの時間にしています。

3に関しては、プロジェクトの進捗報告だけするようなコンテンツはそもそもチーム会に不要であり(※1)、ここでは特にメンバー間の聞いてよかった、チーム会に参加してよかったと思えるように、各個人の発表は共有ネタ(技術的なトピック、プライベートなトピックなど)がほとんどであり感情表現もどんどんしてください、としています。こうすると、進捗報告ではないので、対リーダーではなく、対メンバーに向けた共有を意識できるようになります。

※1プロジェクト進捗報告は少人数で別の場でやっています。

最後の4では、他の方の発表に対しての意見が多く、聞いている方としても楽しいです。中には、チームを改善するアイデアも出てきたりします。

このようなチーム会の背景となった1つとして、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できるように「心理的安全性を大切にしよう」、というチームのマインドセットが根底にあります。

次回の予定

次回は「心理的安全性を大切にしよう」にも関連して、チームの成り立ちからマインドセットを含めて、どのように私がチームマネジメントをしてきたか、現在しているかについてお話できれば、と思っております。

それでは、どうぞ、引き続きよろしくお願いします!