こんにちは。
ニフティでエンジニアをしている山田です。
ニフティでは例年、若手エンジニアのスキルアップを目的とした「エンジニア定例」という取り組みを行っています。
この一環として例年12-1月頃に合宿形式でのハッカソンを行っているのですが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく、初のリモート形式でのハッカソン合宿を行いました。
例年の様子は2泊3日のハッカソン合宿@土善旅館に行ってきました!に記載していますので、こちらもぜひご覧ください!
エンジニア定例とは
主に若手エンジニアを対象に、WEB技術を体系だって学んでもらう会です。
- Git
- アプリケーションフレームワーク
- 構成管理
- 運用・監視
など、Webサービスに関わる技術を包括的に学び、業務で直接関わりづらい分野にも知識・経験をつけてもらうことを目標としています。
内容は毎年刷新してきており、今年度は
- スクラム
- 機械学習
- モバイルアプリ(Android)
- バックボーンネットワーク
などの講座が追加されました。
従来から行ってきた分野も見直しを行っています。
定例を始めて以来、アプリケーション作成にはフルスタックフレームワーク(Laravel)を使い続けていましたが、今年はついにFlaskとReactによるSPAへと変わりました。
時代に即した標準的な技術を取り入れられるよう、毎年改善を進めています。
このエンジニア定例の集大成として、チームを組んでテーマを設定し、サービスを考えて実際に作るハッカソン合宿を毎年行っています。
合宿の概要
目的
エンジニア定例で学んだことを活かし、自分たちの手で実際にサービスを作り上げる。
スケジュール
1日目 | 09:00~09:30 | 朝礼 |
09:30~12:00 | 開発 | |
12:00~13:00 | 休憩 | |
13:00~17:30 | 開発 | |
17:30~17:45 | 夕礼 | |
17:45~ | 自由(開発もOK) | |
2日目 | 09:00~09:30 | 朝礼 |
09:30~12:00 | 開発 | |
12:00~13:00 | 休憩 | |
13:00~17:30 | 開発 | |
17:30~17:45 | 夕礼 | |
17:45~ | 自由(開発もOK) | |
3日目 | 09:00~09:30 | 朝礼 |
09:30~12:00 | 開発 | |
12:00~13:00 | 休憩 | |
13:00~16:00 | 発表準備 | |
16:00~17:00 | 発表 | |
17:00~17:45 | ふりかえり | |
17:45~ | 懇親会 |
参加者
- ハッカソン参加者
- エンジニア 16名
- 運営
- エンジニア 7名
- 監督
- シニアエンジニア 1名
レポート
1日目
シニアエンジニアの激励から、1日目スタートです!
今回はリモートでの開発ということで、NeWorkを全面的に利用しました。
リモートではコミュニケーションが疎になりがちですが、NeWorkを活用することで互いの画面を見て会話しながら開発を進めていくことができました。
チームによってはさらにJamBoard、Miroなども活用していました。
こういったデジタルなツールの活用はリモートならではですね。
今年は事前に計画を練ってきたチームが多く、最初からAWS上で組み上げているチームも見られました。
EC2インスタンス上で構築するチームもあれば、API GatewayとLambdaを用いたサーバレス構成にするチームもあり、それぞれに特色が見られました。
2日目
2日目も引き続きチームに分かれて開発を進めていきます!
2日目になるとどのチームもインフラ面の構築は終えていて、機能の開発に励んでいます。
最低限の機能の実装だけではなく
- CI/CDの構築
- テスト仕様書の整備
など実際にサービスをリリースすることを考慮した作業も見られ、若手エンジニアの積極的な姿勢が見られました!
また、例年はGitのコンフリクトに苦戦する様子も多々見られますが、今年は全てのチームがGitを使いこなしており参加者の優秀さがうかがえました。
チームによってコミュニケーションの取り方が様々で、
- 全員の画面を共有して常に会話しながら作業
- 黙々と作業して必要に応じて相談
など自分たちに合うスタイルを選択していたようです。他チームの部屋に移動して情報交換をしている参加者もいました。
開催前に抱えていたリモートでのコミュニケーションの不安が払拭された1日となりました。
3日目
最終日は開発や資料準備を進めたあと、発表会を行いました。
各チーム、ハッカソン合宿での成果を披露しました。
どのチームもレベルの高い発表であり、「素晴らしい!」のただ一言に尽きました。
また今回はSlack上に実況部屋チャンネルを作成したおかげか、例年以上の盛り上がりを見せました。
発表会が行われたあと、各チームでふりかえりを行いました。
最後にシニアエンジニアより労いの言葉を頂き、そのままリモートで懇親会に移りました。
今回はリモートでの開催のため、nonpi foodboxを活用して各自の自宅に食べ物を届けるようにしました。
おわりに
今年は総勢24人で、初のリモートでの合宿を終えることができました!
今年はReactをベースにしながらも、最低限の実装に留まらず、CI/CDに挑戦したり、テスト仕様書を整備したりと、運営陣の想定を超えたレベルの高いハッカソンとなりました!
次の記事からは、各チームが開発したものについて、チームごとに紹介していきます!
ぜひご覧ください!!