Blog

社内で勉強会をやるときに気をつけていること

こんにちは!ライフ事業部開発グループでアプリエンジニアをしている佐藤 光(@hicka04)です。

この記事はニフティグループ Advent Calendar 2018の6日目の記事です。

昨日は @machinanette さんで「AWS Lambdaでheadless-chromeを動かしてRedashのグラフをキャプチャしてSlackに投稿する」でした!

TL;DR

現在私は社内でSwift勉強会を主催しています。概要は以下のとおりです。

内容 Swift勉強会
目的 Swiftの機能を活かした設計実装をできるようになる
開催日時 週1回1時間 業務時間内に実施
参加者 iOS開発者+有志で10〜12人
※iOS未経験者も数人参加
やったこと
  • 輪読会
  • 機能開発

この記事では、実際にやってきたことと、進める上で気をつけていることを皆さんに共有できればと思っています。
これから社内で勉強会を開催しようと思っている方の参考になれば幸いです。

勉強会を進める上で気をつけていること

  1. 勉強会が業務を圧迫しすぎないこと
    →準備が必ず間に合うようにして、毎週実施できるようにしたい!
  2. 参加できなかった人が今回やった内容を復習しやすいこと
    →参加者の負担を減らして参加率を高めたい!
  3. 「教わる」だけでなく、技術交流の場にすること
    →参加者同士の話し合いでさらに理解を深めたい

やってきたこと:輪読会

Swift実践入門という本を題材に輪読会を実施しました。

  • 1時間で消化できる量に分割し、担当を割り振る
  • 担当は本の内容を社内Wikiにまとめ、当日はWikiを全員で見ながら輪読

輪読会では以下に気をつけて実施しました。

  1. 勉強会が業務を圧迫しすぎないこと
    • 担当分の資料を作成は、2人で分担して行う
  2. 参加できなかった人が今回やった内容を復習しやすいこと
    • 資料を参考にする
    • 資料の中に当日出た話題をメモしておく
  3. 「教える」だけでなく、技術交流の場にすること
    • 適宜ディスカッションタイムを設ける

約半年間かけて1冊読み切りました!
業務都合等で参加できない週がある人もいましたが、ほとんどの人が最後まで参加してくれました!(よかった!!)
最後には本にあるサンプルコードの「GitHubAPIクライアント」をコーディングし、GitHubリポジトリ検索アプリを作り上げることができました!

輪読会が終わったあとにアンケートをとったところ、こんな感想をもらえました。

  • Swift勉強のきっかけとなった
  • Swift特有の言語機能を用いた設計提案ができるようになった
  • 本を自分で読むだけだとよくわからなかった内容が、現場のノウハウを教えてもらったりみんなで議論することによって、具体的に理解できるようになった
  • 学んだ内容を実業務で活かして書けるようになった

自分にとっては嬉しい意見ばかりで「やってよかったな〜」「これからも頑張ろう!」と心から思えました!

今やっていること、これからやりたいこと

輪読会で言語仕様の理解が深まったと思うので、それらを実際につかって機能開発をしています。
輪読会の最後に作ったGitHubリポジトリ検索アプリに必要そうな機能をつけています。

もともと検索ワードの指定ができなかったのでサーチバーを配置したり、検索ワードの履歴を保存できるようにしたり、リポジトリのお気に入りリストを作成できるようにしたり…。一通り機能の開発をすることで「実装できるようになってるぞ!」という自信につながってほしいなと思っています。

ここでも適宜解説とディスカッションを設けたり、「できる人はこんな機能もつけてみてね」といったチャレンジ内容を設けてみたりして、全員が楽しめるよう工夫しています。

今後は、実際に作った機能をリファクタしたり、テストを書いたりすることで、リリースに必要な全作業を経験してもらいたいと思っています!!

まとめ

  • 社内で勉強会をやるときに気をつけていること
    • 勉強会が業務を圧迫しすぎないこと
    • 参加できなかった人が今回やった内容を復習しやすいこと
    • 「教える」だけでなく、技術交流の場にすること
  • Swift勉強会はこれからも続けてきますが、他にも社内の勉強会が増えて技術交流が活発になると嬉しいなと思っています!

最後に

明日は @nyangu さんがElasticsearchについて書いてくれるそうです!お楽しみに!