はじめに
こんにちは!新卒入社4年目の松下です。管理会計・データ分析ユニットで購買データやお客様の声のデータ分析をしています。
先日「NIFTY Tech Talk #8 ニフティのデータ分析」というイベントを開催しました。その様子をご紹介します。
イベント概要
NIFTY Tech Talk は、ニフティ株式会社の社員が主催するトークイベントです。
本イベントではニフティ社員が業務を通じて学んだことを発信しています。
今回は、第8回目となる「データ分析」に関するテーマで開催しました。データ分析には様々な視点がありますが、今回は3つの視点からニフティのデータ分析について話をしました。
- ニフティのデータ基盤の話
データエンジニア視点 - Tableau、TableauServerの社内の活用事例
データアナリスト視点 - ChatGPTで賑わう自然言語処理技術、ニフティのデータサイエンスについて
データサイエンティスト視点
今回の Tech Talk のアーカイブを YouTube にアップロードしております。ぜひご覧ください。
内容レポート
各セッションから一部抜粋して、どのような内容だったかご紹介したいと思います。
ニフティのデータ基盤の話 -データエンジニア視点から
会員システムグループのN1!データアーキテクトの黒羽さんが、実際に社内でデータ基盤を作った時の経験から、データ基盤はどのような考えで作っていけばよいのかを解説しました。
ここに行き着いた理由として最初は社内のデータを集めることを目的としてデータ基盤を作っていたのですが様々な不都合がでてきた、というところからでした。
- 終わらないデータ収集
- あったら使う、便利かもというデータを集めるが使わない
- 活用は進まず、時間も溶ける
そこで考えを新たにし、データ分析とセットでデータ基盤を考えるようにするとうまく回り始めました。
また、ニフティのデータ基盤の変遷も紹介しています。
今はdbtなどの周辺技術、ツール類が進歩していることでデータエンジニアを始める際に下駄が履きやすい(始めやすい)環境になっていることも説明いただきました。
Tableau、TableauServerの社内の活用事例 -データアナリスト視点から
事業推進グループ、N1!Data Ninjaの打矢さんより、ニフティではBIツールであるTableauをどのように使っているのかを解説いただきました。
ニフティではBIツールとしてTableauを利用していますが、Tableauを選定した理由として大きく3つあげています。
- 探索的な分析がしやすいこと
- 様々な種類のデータソースのデータを結合して使えること
- スケールに合わせた規模・コストで導入ができること
Tableauを使うことで定期的に最新の状態にフォーカスされた状態で重要な数値を見ることができます。
また、探索がしやすい構造になっているためスピード感を持った対応を行うことができます。
そして、注力課題に対する指標の全社共有としてもTableauServerを使うことで簡単に共有を行うことができています。
ChatGPTで賑わう自然言語処理技術、ニフティのデータサイエンスについて -データサイエンティスト視点
最後に事業推進グループ、N1!データサイエンティストの瀬川さんからニフティのデータサイエンスについてどのようなことをやっているのか解説いただきました。
ニフティでもデータサイエンスの技術を用いておりニフティニュースでの活用事例やお客様アンケートの要望抽出に使用しています。
ニフティのデータ活用は「お客様理解」のために行っているというところをベースにしています。
また、データサイエンティストという立場で面白いところ、重要なとこをを説明していただきました。
まとめ
今回の Tech Talk では、ニフティのデータ分析について3つの視点から紹介しました。
1 時間という短い枠だったので、今回話しきれなかったものもありますが、参考にできるものがあれば幸いです。
今後も NIFTY Tech Talk は継続して実施していきますので、ぜひご参加ください。
またセッションの中でも紹介しましたが、この度2023年2月に開催予定のDevelopers Summit(デブサミ)にも中村が
たった1人から始めて深層学習によるニュース要約をプロダクトに実装した方法~ファーストペンギンでやりきる力~
としてセッションを行う予定です。興味のある方はぜひ視聴をおねがいします!