はじめに
会員システムグループ SREチームの浅見(@rubihiko)です。ニフティでは、全社的にサービスの品質向上に関わる取り組みを行っています。
トラブルに対して適切で素早い対処を行う訓練の一環として、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社様(以下AWS様)協力のもと AWS GameDay を社内開催しました。
今回、私はニフティでは初となる社内開催に向けて調整をしたので、裏方としての観点でレポートしたいと思います。
以前参加した、通常の参加レポート記事はこちらです。
AWS GameDay とは
AWS re:Invent などで開催される、実践的トレーニングで、システムを構築し安定稼働させることが目的となります。スコア形式でランキングがあります。降りかかる課題や、障害に対してチームでいかに対応するか、本番さながらの対応力が求められます。
本来はグローバルなイベントで参加するものですが、今回はプライベート版ということで、ニフティグループ内での開催となりました。
※AWS GameDay
開催の経緯
最近の社内トレンドとして、サービスの品質維持・向上があります。問題が起きた際の素早い復旧と関係者への連携など、対応力向上が求められていました。
また、ニフティではAWSを導入してから4年ほどが経ち、多くのサービスがAWS上で稼働している状態ですが、このトレーニング経験してもらい、AWSへの理解をより深めてほしいという思いもありました。
そんな中、AWS様に協力いただき、この両方を強化できるイベントの開催へと至ったというわけです。
調整
流れはこのような感じです。何度かAWS様と詳細を詰める打ち合わせをさせて頂き、社内調整を進めていきました。
- 開催概要について資料の作成
- 各部署のマネージャーへの説明
- 開催日・参加者のスケジュール設定
- 参加者への概要説明・チーム分け
- ツール準備・設定
- 賞品の調整
- 当日運営
- 振り返り会
参加者集め
今回、ニフティのエンジニア全員に基本参加してほしかったので、オプトアウト方式を採用しました。3ヶ月ほど前から予定を抑えて、無理な方は欠席していただく方針にしました。
参加実績ですが、125名ほどのメンバーに参加いただきました。(ニフティ、ニフティライフスタイルより)
100名超えのメンバーに集まってもらい感謝!
この規模はプライベート開催の AWS GameDayではなかなか無いみたいです。
特別ルール
チーム編成について、社内開催のため、グローバルとは異なるルールを一部採用していました。既に過去のAWS GameDayに参加したメンバーもいたため、本来は1チーム最大4名となるのですが、未経験者4名+経験者1名の5人でチームを組んで行いました。
経験者には、ネタバレ・手を動かすことを禁止し、あくまでオブザーバ、チームリーダーのような役割で動いてもらいました。
事前の勉強会
AWS GameDayでは開催前にAWS様からAWSサービスについての勉強会を開いていただける場合もありますが、今回は事前勉強会は行いませんでした。参加者からの要望はありましたが、定期的にAWS様より勉強会を開催していただいたり、
社内でもAWS勉強会をしていたため、各自で基本的なサービスの復習をしてもらうようお願いする程度にしていました。
ツールについて
社内開催をする場合、主催者(つまりニフティ)がツールを用意する必要があります。AWS GameDayの環境はAWS様が用意していただけるため主催者が用意する必要はありません。
主催者側で用意する必須ツールは2つで、チャットツールと、ビデオツールです。
どちらも、AWS様からのサポート部隊のメンバーを招待できる必要があります。(当日サポート頂きありがとうございました。)
今回、
- チャットツールはSlack
- ビデオツールはGoogle Meet
その他チーム内で使うツールについては制限は特にしていませんでした。ホワイトボードを使ったり、Notionを使ったりは自由です。
賞品について
上位者にはなんとAWS様から賞品がでました!ありがとうございます!!また、社内開催ということ、ニフティからも副賞でニフティポイントをプレゼントしました。
※ニフティポイント
当日の様子
ワイワイしていました。今回開催した、プライベートのAWS GameDayは場合によっては一定の参加人数が求められており、それを満たせるか不安な部分がありました。
しかしながら、ニフティ、ニフティライフスタイルから沢山のメンバーが集まり、無事開催できてホッとしています。
振り返り会&アンケート
終了後アンケートと振り返り会を実施しました。振り返りは非常に重要です。自分たちが解決できなかった部分の復習にもなりますし、新たなアイデアをインプットできる場でもあります。
人数が多かったので、以下のように行いました。
- 各チーム単位で振り返り・資料をまとめる(事前準備)
- 全チーム集まりグループに分かれて発表を行う(振り返り会当日)
- 全員の発表資料はNotionにまとめておく
振り返り会はネタバレありのため、当日参加していないメンバーは参加できません。そこが辛いところではありますが、しかたありません。
社内向けアンケートについても一部共有したいと思います。 概ね良い感じで、今回の経験を業務に活かすきっかけとなるアイデアを掴んだ人も多くいた印象です。
また、AWSをより深く学びたいと思う人も多くいました、社内勉強会の需要も高まっているような気がします。
感謝
運営として関わってくれたメンバーに感謝します。今後も社内勉強会やイベント盛り上げていきましょう!参加していただいた皆様もありがとうございました。この経験を業務で活かしてもらえれば最高です!
そして、AWS様には改めて感謝いたします。このような素晴らしいイベントを提供いただきありがとうございました。環境の準備や調整、当日のサポートなどお世話になりました。
最後に
多くの人に参加してもらえるイベントを開催できてよかったのと、無事終わってよかったと思っています。このような経験がエンジニアとしてレベルアップに繋がると思っています。
今後も社内イベントは開催していきたいと思っているので、よい経験を積むことができました。