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これが俺の”自分戦略”

エンジニアリングマネージャーをしています芦川です。2024年12月7日に Developers CAREER Boost 2024 の懇親会でLTをしました。当日、結構焦って発表してたなあ、あれ言うの忘れたなあ、というのもあったので、内容について、ここで改めて書いてみたいと思います。

また、計画的偶発性について語られている方が当日多く、たしかに、私もこれまでの1つの会社の中であるにせよ、予期しないことに柔軟に前向きに取り組めたおかげで楽しくなっているんだな、ということもわかりました。非常に有意義なイベントでした!

プロセスを楽しんでいこう!というメッセージとともに、私のニフティ新卒から20年のエンジニアキャリアを通じて培ってきた自分戦略についてお話しさせていただきます。

自己紹介

ニフティ株式会社でエンジニアリングマネージャーを務めている芦川亮と申します。2004年に新卒入社してから、バックエンドエンジニア、スクラムマスター、そして現在のエンジニアリングマネージャーと、様々な役割を経験してきました。バックエンド後半では主にOAuth2.0/OpenID Connectなどの認証・認可系の開発に携わっていました。

自分戦略

私の自分戦略は、「そのときの状況や環境において自分が積極的に楽しめる方法、学べる行動をする」というものです。この戦略について、私のキャリアの各フェーズに沿って詳しく説明していきたいと思います。

バックエンドエンジニア時代

エンジニアとして最初のキャリアでは、日常的な手作業や運用業務を自動化のチャンスとして捉えることを心がけました。面倒な作業があっても、「これをどうやって自動化できるか」と考えることで、仕事にワクワク感を見出すことができました。もう一回言います、手動作業は自動化してやるチャンスです。

ログ調査を自動化したり、ブラウザでの手動ポチポチをスクレイピングをしたり。バックエンド時代と書きましたが、実は今でもマネージャー特有の承認作業の省力化など密かにやっております。なぜなら、楽しいから。

たとえ1分の省力化であっても、それを500人規模の組織で展開すれば、1日8時間分、つまり、ざっくり人間1人を雇ったことと等価。小さな改善の積み重ねが、大きな価値を生み出すのです。

スクラムマスター時代

さて、つづいては、スクラムマスター時代です。

皆さんご経験があるかもしれません。環境や自分のロールを変えることで、成長というか、経験値が飛躍的にあがった体験があるのではないでしょうか?

環境やロールの変更は、自己成長の大きなジャンプアップのチャンスです。スクラムマスターとして、チームマネジメント、ファシリテーション、心理的安全性など、それまで未知だった分野に挑戦することが新鮮で楽しかったです。未知なものを学ぶこと自体楽しいですが、楽しさが倍増したのは「私は今学んだことをすぐに実践できるポジションにいる」ということだったと思います。学んですぐに試せる場があるということは幸せです。

図は一例です。レトロスペクティブの方法にKPTがあると思いますが、メンバーの気持ちにくすぶっている「PROBLEMまで昇格できていないもやもやや愚痴」のようなものを吐き出せるように、KPTに「BOYAKI」を追加しまして、実践していた例です。

で、改めて振り返ると、「自分対メンバーという構図」ができ始めた時代であり、そういうつながりになって初めて得られる学びってあるんだな、と実感しました。

エンジニアリングマネージャー時代1

最後は、エンジニアリングマネージャー時代です。

エンジニアリングマネージャーというと最初は何をしたらいいのだろう、というところでしたが、右の図(engineering-management-triangle)が教えてくれました。これは、エンジニアリングマネージャートライアングルというもので、EMは、プロダクトとチームとテクノロジーの間を埋める存在であると。例えば採用活動であれば、テクノロジーとチームの間をうめるものになります。

現在のエンジニアリングマネージャーの役割は、私の20年のキャリアの中で最も楽しいと感じています。というのは、EMって何をしたらいいのだろう、ではなくて、「何をやってもこの中にはてはまっていくんだな」、ということがわかり、心地よいある種のコミット感の中で、学習や実践ができることができている、という実感あります。コミット感、というのは自身の成長を感じる部分において重要ですね。皆様は、コミット感、感じてらっしゃいますか?

というところで、今が、20年いた中で1番自由であり、仕事が楽しいと感じています。EMおすすめ。

エンジニアリングマネージャー時代2

さらに、人同士をつなげる役割も楽しいプロセスなのかと気づいた時代です。私の場合はたまたまそれがEM時代でしたが、もっと早くからこのようにネットワーキングされている方はいらっしゃると思います。正直、羨ましい!

きっかけは会社関係でしたが、大学の教授とかコワーキングスペースにいた全く異なる業種の方と話したり、外部コミュニティで人と人をつなぐ役割に入ったりして、人同士がつながって、そこでうまれるコラボレーションに感動したりします。そういう楽しみ方があったか。

右の図は今、属しているインナーソースコモンズジャパンです。これは、OSSでの開発プラクティスを企業内に持ち込んで、オープンなエンジニア文化を根ざそう、というものであり、ご興味ありましたら、お声がけください。

宣伝1

というところで宣伝させてください。InnerSource Commons Community です!

宣伝2

人と人がつながると言えば、ニフティが主催するテックイベントがあります。

NIFTY Tech Day 2025

今回で3回目、ハイブリッド開催を考えております!来る2025年2月8日 土曜日開催です!テーマは「学び」。NIFTY DevelopersのXより更新情報をお待ち下さい!

まとめ

1行でまとめてみると、仕事のWhatについては事業起点で会社の中でうまれたり、状況によって作られたり(自分が作ったり)しますが、Howについては、個人の意思で変えていけるところだと思います。

ということで、日々、これからも「どうやれば、この仕事は楽しくなる?学びが増える?」ということを自分に問い続け、モチベーション高くやっていきたいと思います。

どうやれば、この仕事は楽しくなる?

エンジニア人生楽しんでいますか?

以上、私の自分戦略でした!

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