ニフティ株式会社でマネージャーをしている北浦です。
今回は私がマネジメントしている基幹システムグループ 課金システムチームを紹介したいと思います。
まずはじめに私自身の紹介を簡単にさせていただきます。マネージャーになったのは先月(2022年4月)なので新米マネージャーです。それまでは2018年に認定スクラムマスターを取得してから、同チームのチームリーダー兼スクラムマスター兼開発者としてより良いスクラムチームを目指していました。スクラムは自身のキャリアに大きな影響を与えていまして、LeSS(大規模スクラム)の導入で複数の開発チームと関わったことで、さらによい状態を目指すためには組織に対するアプローチが必要と感じていたところでした。これからはより良い開発組織を目指して頑張っていきたいと思っています。
基幹システムグループでは、主にISP接続サービスの申込システムや会員管理、また課金・請求処理などを行っております。
チームが扱うシステム
課金システムチームが扱うシステムを分類すると以下の2つに分かれます。
請求系
ニフティでは数多くのサービスを提供していますが、例えば期間限定キャンペーンであったり、サービス(A)を利用するとサービス(B)の料金が割引となるなど、毎月のご利用料金を算出するのに複雑な計算が必要となるケースがあります。また、ご利用料金のお支払い方法についても複数の手段を提供しています。このような料金請求に関連するシステムを扱います。
特定のサービス申し込み系
固定IPサービスや@nifty MAX光のような固有のサービスや、これらに関連する共通系システムも扱います。
サブチームとメンバー紹介
課金システムチームは現在9名在籍していて2つのサブチームに分かれて業務を行います。それぞれのチームの特徴と一部のメンバーを紹介していきます。
チーム①
チーム①は幅広く何でもやるチームです。全社共通で利用される請求系システム群を安定運用しつつ、老朽化した申し込み系システムのリプレースや新規接続サービスを内製開発して、その後の運用までフルサイクルで担当します。スクラムを導入しており複数プロダクトを1チームスクラムで回すという難しい状況に日々挑んでいます。また、2022年2月にリリースした@nifty MAX光は他チームと協力してLeSS(大規模スクラム)を実践し完全内製で開発しました。
Aさん
入社4年目。新技術や新サービスをどんどんチームに取り入れてくれる。視野が広くメンバーの状況をよく見ている。サブチームリーダー。
Bさん
入社3年目。物事を俯瞰的に捉えることができ矛盾点などを見つけるのがうまい。後輩の面倒見がとても良い。開発メンバー。
チーム②
チーム②は請求系システムに特化したチームです。その中でも特に接続系サービスの料金計算に関するシステムを扱います。接続サービスは競合他社と日々激しい戦いが繰り広げられていますのでビジネス側からの要求も多く、素早いリリースも求められます。このようなシステムを内製開発と請負開発をうまく使い分けて管理しています。また、普段の業務にスクラムのエッセンスを取り入れています。
Cさん
中途入社7年目。SIerとしてニフティのシステム開発に携わっていた経験を持つ。チームビルディングに強み。チームのムードメーカー。認定スクラムマスター。サブチームリーダー。
チームの文化
チーム①とチーム②は大きく特徴の異なるチームですが、新しいものが好きでいろんなことに興味がありエンジニア志向な人がチーム①、情報整理や調整系が好きでマネジメント志向な人がチーム②にそれぞれ向いているようです。これら2つのサブチームが協力して請求系システム/サービス申込系システムを管理しています。どちらのチームも共通してスクラムのマインドセットを大切にしており、お互いに尊敬し合える関係作りを心がけています。
次回の予定
チームマネジメントはまだ2ヶ月弱しか経験しておらずちょっとネタが足りないということと、私のチームマネジメントのベースはスクラムのマインドセットであることから、次回はチーム/組織にどのようにスクラムを導入していったのかについて書きたいと思います。