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💻ニフティ長期インターンシップ体験記:未経験から運用・開発の現場へ

こんにちは。ニフティの長期インターンシップに参加した吉原です。
基幹システムグループ インフラシステムチームのサブチームである、社内プラットフォームチームに所属し、社内の情報システム担当の一員としてインターンシップに参加しました。

軽く私の自己紹介をしますと現在、情報系の学部3年生で1、2年生の時は計算機や数理モデリングなどを幅広く学習し、現在は暗号の理論や応用などを研究できる研究室に所属しています。

今回は3ヶ月間行った長期インターンシップを通して学んだことなどをまとめていきたいと思います。

ニフティの長期インターンシップを知ったきっかけ

4月に研究室に会社紹介でいらしたOBの方のお話を聞き、内製で開発をする割合が高いことや会社として成長を後押ししてくれる環境であるニフティという会社に興味を持ちました。

大学生になってから、将来はエンジニアとして働くという目標はあったものの、本格的な開発経験はゼロでした。そんな私がニフティの長期インターンシップに参加することになったきっかけは、夏休み前に大学の掲示板に貼られていた一枚のポスターです。

「本格的な経験が積めるチャンスがある!」と強く惹かれました。

自身での開発経験がなかったため、長期インターンは正直「自分には難しい」と考えていました。しかし、「要件定義から設計、実装まで体験」という言葉に強く惹かれ、「受かったらラッキー」くらいの軽い気持ちで、ダメ元で応募してみたのが正直なところです。

実際に行ったこと

今回の長期インターンシップでは、主に社内システムに関わる複数の業務を経験させていただきました。

1. 分離されたネットワーク間でファイルをやり取りするツールのエンハンス

このツールは社内のセキュリティレベルをまたぐファイルの移行を、安全に実行するためのツールです。もう少し具体的にいうと、機密性の高いネットワーク一般的な業務ネットワークの間で、ファイルを移行する際に「このファイルは移動しても良いか?」「移動先のセキュリティレベルで扱っても大丈夫か?」をチェックする役割を持っています。また、このチェックでDLP(データ損失防止)を使用しており、一部ファイルでは自動でチェックしてくれます。

このプロジェクトでは、主にTypeScriptを用いて既存のツールに機能を追加するエンハンス作業に取り組みました。私自身、TypeScriptはインターンシップで初めて触れる言語でしたが、チームメンバーへの質問や生成AIを利用して、一からキャッチアップしながら開発を進めました。

エンハンスの背景と目的として以下のユーザー課題を解決するため、具体的な機能追加を行いました。

  • ファイルの判別性向上のため、ファイルが多くなった際に、どれが最新か/古いものか判別しやすくする機能を追加。
  • 利便性の向上として、ダウンロードの進捗状況が確認できるように表示機能を改善。
  • セキュリティのためのセッション切れによる自動ログアウトを、ユーザーに通知する機能を追加。
  • ファイルの拡張子を見て、自動チェックの対象外か判断して通知する機能の追加。

2. 検収作業と購入手続きの理解

納品物(成果物)やライセンスなどが、発注内容に沿っているかを確認する検収作業を体験しました。

所属したチームは社内システムの運用を行っているため、検収作業が必要不可欠なのです。

この経験を通じて、会社がものやライセンスをどういう流れで購入するのかという、組織運営における重要なプロセスを認識できました。

特に高額なものを購入する際には「稟議」が必要となることを知り、初めてその言葉と手続きの重みを知りました。

3. アカウント発行申請のサポート

社員の入社時・退社時に行うアカウント関連の手続きについて社員の方と一緒に対応しました。

この業務を通して、社員の入退社に伴う手続きや、社内で使用するドライブの管理など、社内プラットフォームチームが担う広範な管理業務を認識することができました。

仕事に取り組む上で意識したこと

未経験で参加したからこそ、業務に取り組む上で以下の3点を常に意識して行動しました。

  1. 仕事の目的を考える:目の前の作業をこなすだけでなく、その一つ一つの仕事が何のために行われているのかという目的を考えながら取り組みました。これにより、業務の全体像やチームへの貢献度を理解する助けになりました。
  2. 自己解決能力と質問の質の向上:チームメンバーに質問する際は、まず自分で生成AIなども活用して徹底的に調べ、自分がどこまで理解できていて、どこがわからないのかを明確にした上で質問することを徹底しました。この結果、インターンを始めてすぐは自分がした質問がなかなかチームメンバーに伝わらないことが多かったのですが、インターンが終わる頃には自分の質問がしっかりと伝わるようになりました。
  3. 現場の雰囲気をつかむ:真面目に業務に取り組む一方で、実際に働いている社員の方々の雰囲気や、チームの文化、働き方を間近で感じることも意識しました。これにより、チームとして大事にしていることと、将来自分が働いた時に、どんな現場で働きたいかのイメージが具体的につきました。

最後に

大学生活など様々なことと両立しながらの3ヶ月間の長期インターンシップは、私にとって非常に貴重な経験となりました。

インターンシップに参加する前、私はエンジニア=開発をする役割というイメージしか持っていませんでした。しかし、実際に現場に入ってみると、私が体験したような運用や保守、検収、各種申請対応など、開発以外にも多岐にわたる重要な業務があることを知りました。

この経験を経て、今ではツールのエンハンスだけでなく、システムを安定稼働させるための運用や保守にも非常に興味を持ち始めています。未経験で飛び込んだこのインターンで得た知見と経験を活かし、これからもエンジニアとしての目標に向かって邁進していきたいです。

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